用水路を広げてつくった小川には、メダカを放ち、トンボのヤゴも入れてみました。するとどうでしょう、7月初めには、ホタルが飛び始めたのです。水口さんは「いやー、びっくりしました。まさか今年、ホタルが出るとは思いませんでしたよ」と、電話の向こうの声は、興奮気味でした。
水辺にはマコモを植え、その隣には絵文字ならぬ稲文字で「メダカの田」と書いたのです。稲が育つごとにどんな文字になっていくか、楽しみです。
写真は、その水辺で、アカガエルの赤ちゃんを、トウキョウダルマがパクリッと、くわえたところです。口の両脇に出ているのは、ひげではなく、アカガエルの両足なのです。残酷ではありますが、命をいただいて、子孫をつなげていく、これが自然の営みなのですね。
こうしたたくさんの命に支えられて、稲は育っていくのです。一粒一粒、感謝しながらご飯を食べなくっちゃ。